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Baptist Church in Kawasaki  Our Blog

アクティビティーの紹介、信仰のお話、教会スタッフのおたより
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Welcome Home お帰りなさい

私達の教会はおよそ10年前に米国からの宣教師と帰国者達によって、開拓された教会です。私は2010年より、この教会に牧師として仕えさせていただいておりますが、私もまた「帰国者である」ということが、この教会に導かれた理由の一つであると思います。

私は、留学の為にヨーロッパの仏語圏で5年、また邦人宣教の働きの為に13年間、NY郊外に滞在していました。長い海外生活を経て帰国し、日本の教会の牧会に携わった際、自分でも言葉で表しにくいような経験を通らされたのです。日本の生活習慣、社会を動かしている価値観、教会生活、本音と建て前のある人間関係、これら一つ一つに違和感を感じていたのを思い起こします。日本がおかしいのか、自分が異分子なのか、客観的に分析する余裕さえない状況でした。ある時、帰国者の集まりに出席して、人々が様々な不適応に悩んでいる様子を見聞きし、私も不適応を起こしているという事実に気付かされたのです。「牧師たる者、住む国が変わった位で弱音を吐くべきではない。」という、無意識の内に自分に課したプレッシャーの下敷きになっていたのでした。高校生として共に帰国した次男の悩み、苦しみを見るにつけ、私も同じプロセスを通らされていることを、はっきりと自覚するようになったのでした。

時を経て、自分にとっては負と思えるようなこの体験を人の益の為に用いられないか、と思い始めていた頃、ANRC09に出席したのでした。海外での生活、そして帰国後の逆カルチャーショック、これらは神様のご計画の中で通された尊い経験で、今後、同じ道を通らされるであろう帰国者を助ける、ケアーする為に与えられたものであるという、強い思いが与えられたのでした。

私は田園グレースチャペルの牧師をしながら、RIK(Returnees in Kanagawa)という働きにも関わっています。この働きを通して、神奈川地区に帰国される方々の受け皿となり、彼らが与えられた信仰を保ち、またそれぞれの教会につながることができるように、サポートしてゆきたいと願っております。

私達の教会には多くの帰国者が集われています。帰国されて教会を捜している皆さん、是非、一度私達の教会を訪問してみて下さい。
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